今週のドクター 米澤 佳翁 先生
●相模大野 よねざわ歯科・矯正医院 院長
「虫歯も歯周病もまず予防を考える。それが、世界ではスタンダードです」
虫歯にならないと歯医者に行かない……そんな人も多い昨今。が、米澤佳翁先生が院長を務めるよねざわ歯科・矯正医院では、クリーニングやメンテナンスなどのために通院し、歯自体は健康な人が半数以上だそう。
「いまは予防に力を入れるのがふつう」と患者さんに伝え続けてきた米澤先生の努力のたまものだ。完全個室の診察室、予防処置はできるだけ保険診療内でおさめることなども、患者さんの信頼を得ている理由のひとつ。
アメリカの歯科医教育の専門機関「パンキー・インスティテュート」の日本校で、最新治療法から患者のための心理学まで学んだという米澤先生。「歯科は予防がしやすい分野です。日本人にとくに多い歯周病も、定期的なクリーニングで防げる病気。欧米の標準的なケアをぜひ取り入れて」。
歯が健康になると、自然と審美のことにも目が向く。クリニックでは積極的に矯正を受ける人も多いため、その分野にも力を入れている。
「40代、50代で始めるかたも。何歳になっても歯に関心を持ち続けることが歯の健康を守ることにつながります」。