
恐がりB子さんは、歯科医院が大の苦手でした。
過去にいきなり、歯を削られ怖い経験をしたからです。
その後、一生懸命歯を磨いていてのですが、先週から前歯が、凍みるようになってきました。
いきなり歯を削られた恐怖で、なかなか歯医者さんに行く気になりません。そうこうしているうちに凍みががひどくなり、息をしただけで、痛くなってきました。
藁をもすがる思いで、ネットで歯科医院を探していると笑気鎮静法を行っている、よねざわ矯正・歯科医院を見つけました。
おそるおそる電話して笑気のことを聞いてみると保険で出来るということで、予約してみることにしました。
笑気鎮静法のことを聞いてみてわかった事は・・・
・全身麻酔ではないので意識はあること
・痛みも麻酔がなければ、感じるということ
・笑気だからといって、笑い出す事もないとのこと
でした。
機械も怖い機械でなく、鼻にマスクを付けて治療するので、話も出来て、恐がりの子供は自分からマスクを付ける事も多いそうです。
B子さんも、
「子供も出来るなら、私にも出来そう。」
と少し安心しました。
笑気鎮静法(笑気麻酔)を実体験
まず、お口の中を見てもらうと、
「やはり、虫歯が深いようなので、笑気鎮静法をして、効いてきましたら、麻酔をして治療をいたします。」
B子さんは、ドキドキしながらも、
「では、お願いいたします。」と小さな声でいいました。
先生「では笑気鎮静法をおこないますので、鼻にマスクを付けますね。」
すると三角形のまるで付け鼻のようなマスクを見せてくれました。鼻に乗せ、頭の後ろでゴムバンドで止めてくれました。鼻がムズムズしますが、特に痛くはありません。
先生「では笑気を流します。笑気と酸素の混合気でおよそ30%です。鼻で呼吸していると、次第に少し眠たいような感じになると思います。」
鼻で呼吸していると鼻のマスクの弁?フタがパコパコします。特に変な臭いもしません。
次第に何か眠くなってきました。丁度お布団の中で寝る前のような感じです。
マスクの弁がパコパコするのが気になって、おかしくなって笑いそうでした。
先生「気分はどうですか?手足が暖かい感じがしますか?」
B子「はい、暖かい気がします。少しボーッとしているみたいです。」
先生「では、効いてきているみたいですね。ところで機械の音が怖いのであれば、音楽を聴きながら治療できますがどうしますか?」といってiPodをしてくれました。
その後麻酔をしましたが、全然こわくなく
「あー、注射してるんだなぁ。ふ~ん。」、歯を削られても「あ~削っているんだなぁ。」
という感じです。
そうこうしているうちに・・・
先生「ハイでは治療は、おしまいですね。では、笑気を終了して、覚醒しますね。」
といって、酸素を100%にしました。
5分くらいすると、頭もすっきりしてきて、夢見心地からさめたような感じです。
鼻マスクをはずしながら、
先生「手に力が入るか、確認してみてください。大丈夫ですね。では、立って歩いてみてフラフラしませんね。」
B子「ハイ大丈夫です。」
先生「では治療は、おしまいですが、30分くらいは運転等しないようにしてください。フラフラすることもありますので車等気を付けてくださいね。お疲れさまでした。」
B子「ありがとうございました。これなら、次回も安心してくることが出来ますね。」